尊敬していた三人。
どのひとも私より文章に質があって、心理描写が素敵で、キャラが愛らしくて。
小説メインの個人サイトを運営していて、何度もイベントに参加していて、文学賞に挑戦していて。
でも。
「結婚したら、もう創作ができなくなっちゃうから」
「ちょっと今、書けないだけなんです。忙しくて」
「いやー。あたしが書きたかったことはこれで一旦書き出したのでもういいです」
ねえ。
自分の創作に言い訳をして、なんになるの?
貴方の創作なのでしょう?
貴方はそこで終わるような創作物しか書けないの?
そんなことはないでしょう。
結婚したって創作事は続けられます。
遊んでたって構わないからやめないでください。
貴方の月の裏側を、私はまだ読んでいない。
貴方の作品はまだですか。
次回作は、まだですか。
貴方の想いのこもった作品は、貴方にしか書けないのに。
そんなかつての【憤り】を、空想事に変えて覚えておくことにする。