これまで書いた作品を読むのは大丈夫。
でも、気に食わない表現がいくつかある。
今の自分が読みたい話は、三年前の僕がちゃんと書いていてくれている。
もう、三年も経ったんだって。
気が付かなかった。
次の話を書こうとしてやってくる眩暈でやられたあたまで、気が付いたら気を失いそうになっている。
自律神経がどうのこうのってやつだ。
心が脳から意識をべりべり剥がしにくる。
人間は、感情を持つ生き物なんだ。
感情を持たない人間は、人間というより「生物」で、居てもいなくても同じ。
そこにあってもなくても同じ。
いてほしいと思うのは、その「生物」が「好き」だから。
頼りにしているから。
支えになっていてほしいから。
「面白い」と思うのも、見ていて飽きないなら「楽しい」から。
その「生物」に対して感情が生まれる。
愛おしい。愛でたいと感じる。
少なくとも、僕はそんな人間だ。
僕は「生物」のひとつだけど、心が通っているうちは人間なんだ。
僕は今、人間に成れている。
成れていると良い。