新天地を歩くときは、耳からヘッドホンを外す。
音楽は想像世界にのめり込むには便利だが、街中探索には不向きだ。
街をただ回れば良いのではない。
その土地で何が聴こえるのか、その環境音とか、人々の声は若いのか、老いているのか。
その騒音の種類は?
何が工事中か。
電車が通っているのか。
けたたましい鳥の鳴き声か、犬か。
新天地を、耳を塞いだまま歩くなど勿体ない。
新天地だけではなく、久方振りに降りた街も、もし変わった音があるのなら。
その騒音もまたひとつの音楽だろうか。
今日は歩いたことのない都内探索。
行ってきます。