7routeplanet

写真と七辻脳内白描図

音の無い文字と羅列だけの歌詞は齢を重ねた唇から

創作アカTwitterメモ。

たまに思い出す、歌詞を色々書いていた頃の姿。

書けなくなって何年経つか。

自分の言葉に迷ってばかりだ。

 

以下原文。

 

 

呟きがそのまま歌詞になればいいのにとは。
まぁ、似たようなものだよな。
これは心を崩して並べた言葉たちだ。
紛れもない、嘘のない。

ただ、歌詞のために飾り立てられた虚言だったなら?

虚言を吐くのか?
全て戯言か?

嘯きなんかじゃない、真っ直ぐなまま歌詞にしたい、音に乗せたい。

 

楽器が弾けないなら、音楽に出来るのは声だけなんだよな。
声もどうにかしたい。

そう思ってやりたいと思うことが一つある。
僕の度胸が足りないだけ。
思い切りがないから、吐き出すのも中途半端になるんだ。
まぁ、知ってるよ。

 

あぁそうか。

大人が一度決めた進路を変えられないのは、ひとつは人の期待を背負うからなんだよな。
そこで築き上げた期待を裏切らないために…ではなく、裏切ったら人が離れるのは当然なんだ。
僕らが観たかったのはそんな貴方じゃないと見離すからだ。
裏切られないためにその振りを続けるのか?

 

人の心は自分も他人も移ろい変わるものであるというのに、他の姿を見て萎えるなら、それは視野が狭いと指を差されるのか。

どんなことをしても、その一面も、あの一面も、全て一括りで貴方であり、僕だろうに。
人に全てを知ってもらえるわけじゃないが、どの姿を見せても貴方は貴方で、僕は僕だ。

 

人が変化を嫌うのは、余所に委ねるものが多いからだ。
目指したいのは貴方だから、進路変更しないでと願うからだ。
余所に柱を求めるから。
変わらないでほしいと。

だが、余所が全て偶像になれるわけじゃない。
見離した人が五年後に同じことをされているのを見た。
自分は見離されたくないのか?

 

自分は変わりたくないから人にも変わらないでくれというのか。

我儘でもいいが、結局どんな人間になりたいんだ?
人間を辞められない人達が、今日も何かを祭り上げて笑っている。
笑いたくて笑っている。
それが仮初でも。
安定したくて、安住など本当は無いんだ。

皆、目隠しのまま互いを見ている。

 

伊藤計劃のハーモニーのラストみたいな世界が、今の人々には安寧なんだ。
自我などない最善のための譲り合い。
幸福しかない、ストレスのない世界。

バグになる覚悟は有るか。
デバッグされても生まれ続ける、取り除けないバグのような。
厭われ続けるバグに。

 

眩暈も人に嫌われたくて眩暈という名前になったんじゃないなら、愛されたって良いじゃないか。
痛みは嫌われ者じゃない。
繋ぎたい手のひらにとげが生えてるだけだ。

誰もがヒーローになりたいという。
僕はラスボスで良い。
ヒーローに立ち塞がる晦。月隠。
倒してみれば良い。
ごっこ遊びのようだ。

 

僕は結局、中立者のままだ。
ヒーローもラスボスも、僕の前では対等だ。

僕の前には誰もいない。
微笑みも、剥き出しの歯も、踏み込む脚も、とげの生えた手も。
僕の前では同じもの。

差異を求めたがるのか?
握りたければ握れば良いよ。
痛みなら堪えれば良いだろ?
驚かれたくらいで姿を消すなよ。

 

たまに我に返って尻込みする。
それがカッコ悪くて、実際に幻滅される。

見た目が格好良い方がいい。
何でもそうだ。
見た目が良い方がいい。
醜い自分が許せない。
それを隠すために着飾るんだ。

指輪も、ネックレスも、ボディバッグも、帽子も、サングラスも、煙草も、マスカラも、赤い口紅も。

 

本当は誰しも素っぴんの自分を好いてもらいたい。
着飾った姿ではなく、素のままの自分を見てもらいたい。

着飾るのは疲れたから辞めだ。
そのままで嫌われたら嫌われたままでもいい。

結局、自分が納得するかしないかだろ。
納得しないなら、納得するよう着飾ればいい。
それで自分が良いならな。

 

自分を好く努力はする。
人にとげが刺さるのが嫌だから、自ら去る人も居るだろう。

それなら、そのとげの先端で、どうかこの一輪を受け取ってほしい。
差し出した一輪の花の茎の部分を、そのとがったとげで摘んで受け取ってほしい。
近付くのが怖いなら、足元に置いておくよ。
後で持ち帰ってくれ。

 

風で飛ばされないうちに。
要らなかったら、打ち捨てておけば良い。

きっと今日口にした言葉も、明後日には気に入らなくなるんだ。
僕は不変ではないから。
そのときにまた違った講釈を述べても、きっと僕の吸殻だ。

今の僕は、今も何か変わっている。
変わり続けるのが僕自身か。
そういうことか。

 

変わらないでと誰かが言うんだ。

僕は何一つ変わっちゃいないよ。
変わることこそが僕の変わらない姿なら、それを受け入れられない人が立ち去るのは当たり前なんだ。

何が変わって、何が変わらないか見えてないだけだろ。
どんな姿でも、僕は貴方を貴方として見るよ。
僕の信念に違反しない限りは。

 

創作だけは安定して吐き出したいと言うのも傲慢か。
安定出来ないなら、不安定をも受容すれば良いか。

僕は怒らないよ。
怒りに身を染めたところで、燃え盛った炎は原型を留めないもの。
炎のままにするのではなく、焼き付けて影にする。
一生消えない影を大地に残す。
残るまで焼き付け続ける。

 

僕が願うのは。
望むことこそが。

(あぁ、僕の怖れが見える。
言葉に吐き出せないものが見える。
あれを吐き出したら、僕は壊れるだろうか。
それとも克服出来るだろうか)

託したいものがある。
それを望んではならない。
そう思い込んでいる。
その壁をぶち壊したい。
僕の握り拳でぶん殴りたい。

 

口だけは達者なやつだ。
口先だけの、何も出来ないやつ。

それがどうした、何事も早ければ良いってもんじゃない。
僕は僕の歩き方でやるから、何とでも言えば良い。

黒い、射干玉のような眼玉が此方を見ている。
其の指先に摘まれて。
乾かないよう水をあげるから。
まだ生きていてよ。
頼むから。

 

自分で読み返して、何一つ確定なんかしていない。
変わり続けるために確定なんかできないんだろうな。

それでもいいか。
意図しないマイノリティとやらに怯える必要はないんだ。

 

確と自分を発信していかなきゃ駄目だって、定期的に言い聞かせないかん。

あと、情報アカで呟くかどうか悩んだが、こちらで呟くことにした。

もっと、創作としての僕の声を出していかなくては。
大丈夫だよなんてそういうやつじゃなく、光の前でも二本の足で立つ度量を。
曲がっても真っ直ぐに。

 

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