7routeplanet

写真と七辻脳内白描図

産まれてきた事を後悔していた亡霊は既に成仏して此処には居ない

Twitter抜粋。


斜陽という曲を僕は二曲知っていて、片方は女性、もう片方は男性が歌う。

男性が歌うほうの斜陽が頭の中でずっと流れていて、10代の最後に命を絶とうとして、絶てなかった今日の日を思い出す。

10代の僕は亡霊のまま。
出窓から注ぐ陽光を拒んだのは。
朝が来なければいいのにと思った19歳最後の夜。
※追記:生まれたのは朝と昼の間


これは今年撮影の夜明け


明日、またひとつ歳を取る。
最近、歳がいくつか気にならなくなっている。

亡霊は2014年に成仏した。
手向けの秋桜と、温かい焙じ茶を添えて。
幼少時代、欠けた月を追いかけて駆け上がった坂上の見晴らし台で、毎年手を合わせに来たんだ。

もうそんなに経つんだな。
成仏しても、忘れはしない。


これは今年撮影の月(月齢9)


2014…2015年だったかもな。
その年だったはずだから。

呪いが解けたようだった。


秋桜(コスモス)の花束はもう必要ない